【直径13cm】欠けた栃を挽いて仕上げた木の器|枯れ漆
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“乾きもの、菓子皿、銘々皿に|朽ちた栃材の表情を残した、画像現品の一点物”
スポルテッド杢の入る貴重な栃材を旋盤で4寸皿に薄く挽きました。
欠けや虫穴は残して、お皿の造形として馴染むように仕上げました。
仕上げは拭き漆を重ね、朽ちた素材に馴染むよう、艶を抑えた落ち着いた質感に整えました。
《 この器の注目点|偏り・特徴 》
・朽ちや欠けを削り落とさず栃材の景色になっている_。
・スポルテッド杢のような黒い筋や色の沈みと深みを加えている_。
・漆を重ねつつも、表情を隠さず、朧げに栃が浮き上がっている_。
《 制作後記 》
朽ちた素材には時間の経過と自然の風化によって生まれた独特の表情があります。
崩れ、欠け、色が沈みながらも、周囲の木目や形に馴染んでいく姿には、
整った木材とは異なる美しさがあります。
一方で、加工時には欠けや割れが起こりやすく、
素材の状態を見極めながら慎重に進める必要がありました。
今回は、木目の流れ、朽ちの入り方、栃材にあらわれたスポルテッド状の模様を見ながら
木取り(塊を小さくカットすること)を行いました。
どの面とどの造形を残すかを考えて、素材の表情がもっとも活きる位置を探と切り出しています。
加工では朽ちによる欠け部分は刃物が引っかかりやすく、
旋盤加工では特に注意が必要です。
形を整えすぎると素材の面白さが失われるため、
器としての形を保ちながら、朽ちの表情が残るように仕上げました。
最後に漆を使い複数回重ねました。
薄くいびつな形状を硬質にしつつ、漆で木目模様を覆い隠しすぎず、
うっすらと残るようにしています。
朽ちた部分を残し、崩れを表情として美しさが滲む形に仕上がりました。
素材:栃 朽ち木
技法:拭き漆 旋盤
寸法:w125 d125 h12mm
作り手:芦田俊一
この器は、自然の朽ちや欠けの入った栃材に拭き漆をおこない、
自然の風合いを活かしながら硬質に仕上げています。
漆で仕上げているため、食品を載せる器としてお使いいただけます。
ただし、朽ちや欠けを表情として残した器のため、水分の多い料理には向きません。
菓子皿、銘々皿、乾きもの、パン、ナッツなどを載せる器としてお使いください。
ご使用の際は、以下の点にご注意ください。
・長時間の水濡れや、直射日光はお避けください。
・汁気のある料理や、水分を多く含む食品のご使用はお控えください。
・電子レンジ、食洗機、冷蔵庫でのご使用はおすすめできません。
・洗う際は、中性洗剤と柔らかいスポンジでやさしく手洗いしてください。
・タワシや研磨剤のご使用は、表面を傷つけるおそれがあります。
・使用後は水気を拭き取り、風通しのよい日陰でよく乾かしてください。
木の質感や経年変化を楽しみながら、やさしくお付き合いいただければ幸いです。
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木工旋盤の切削のカット
木の塊を固定し回転させ、刃物を当てることで切削していきます
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