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人と木のまじわり
木の戸籍|Wood Register
神代木
Subfossil Wood
- 呼称・解説
- 土や水に数百年〜数千年の期間埋もれていたものが、土壌のミネラル分を吸い肌の色が黒褐色に変わった木材の総称。樹種により神代杉・神代欅・神代楢などと呼ぶ。
- 分布・産地
- これまでに、秋田県鳥海山周辺、静岡県天城山周辺で多く出土しています。
- 杢・木目
- 元の樹種によります。黒い色味にもうっすらと木目が見えます。木目が変わることはありません。
- 色・木肌
- 青みを帯びた灰色から、緑灰色、墨色など様々です。時間の経過による独特の質感です。
成り立ち
生木が、土砂や火山により土柱に埋もれるケース、水底に埋もれるケースなど様々です。空気がない地中では、木を朽ちさせる菌が働けず、土の鉄分やミネラルを少しずつ取りこむことで色が付きます。表面だけではなく、内部まで浸透しており、断面全てが同一の質感になっています。
香り
削るとその樹種の香りが出ます。強い香りを持つ楠は削らなくても香ります。
希少性の背景
神代木は人為的に作ることができません。自然災害などで木が倒れ、埋もれ、偶然朽ちずにあったものが、偶然掘り出されるものです。
「埋もれていた時間がその木材を美しくしていた」事実は古来の人のそれと同じように私たちの想像力を掻き立てています。






